ドイツの美意識
実家の整理をしていたら、2007年のカーグラフィックの雑誌が見つかりました。当時はアウディR8が登場したばかりの時代でその記事だけしか興味がなかったのですが、今読み返してみると面白い記事がたくさんありました。
ドイツの美意識と題した特集ではポルシェのデザインディレクターに就任したばかりのミハエル・マウアー氏がドイツのデザインの特徴や、アメリカ、アジアとの違いなどを語っていました。コンピューターだけでデザインされた車と職人の手が加えられた車との違い、ポルシェがポルシェだとわかるデザインの進化など、非常に為になることが書かれていました。
気にしなければわからないレベルの違いかもしれませんが、それは同時に気にしないうちに誰もが感じ取っている違いに繋がっているものと思います。私も普段のデザイン作業において、細部の大事さを痛感するばかりです。もっともっとデザインを勉強したいと思わせてくれる記事でした。断捨離が流行っている時代ですが本は簡単には捨てれませんね。